もつ鍋の起源は、戦後の食料はもちろん、調理器具すらまともに揃わない時代に遡ります。
炭鉱で働いていた方達が、厳しい生活の中でも、美味しくてスタミナが付く料理はないかと考えて注目したのが、当時あまり利用価値が見出せず、一般的には捨てられていた「もつ」でした。
ちなみに捨てる=放るというのがホルモンの語源にもなったと言われています。
そして、普段は捨てられるもつを、簡易なアルミの鍋で炊くことを思いついたそうです。
その時に、やはりスタミナに良いニラとニンニクを入れて、醤油で味付けして食したのが起源と言われ「ホルモン鍋」とも言われていました。
その後、経済成長に伴いもつ鍋は進化していきます。食糧生産が進み、生産量の増えたキャベツが加わって「もつ、にら、キャベツ、醤油味スープ、ちゃんぽん麺」と現在のもつ鍋へと確立していきます。
関東では、1990年頃に博多のもつ鍋店の東京出店がきっかけでブームが始まり、テレビで紹介されたこともあり安くてボリューム満点、お酒のお供にもなるスタミナ鍋ということで人気に火が付きました。
コラーゲンやビタミンが豊富で美容に良い、そしてニラやキャベツ等の野菜を沢山食べられるという事もあり女性ファンも一気に増えました。滋養強壮に良いことでも知られています。
ブームのその後は、コラーゲンやビタミンが豊富で美容に良い、体に良くて安くておいしい・・・今やもつ鍋はすっかり人気の鍋として定着しました。
定番の醤油味のもつ鍋だけではなく、塩味、味噌味、さらにはカレー味や塩麹、牛乳を入れたもつ鍋などさまざまに楽しめるようになっています。
三六店舗でも基本のしょうゆ(あご出汁)味に加え、みそ(豚骨みそ)、明太子みそ(豚骨みそ)などのもつ鍋をご提供しています。
人気の新もつ鍋も登場!
花椒(ホアジャオ)のしびれる
辛さと豆乳のコク
坦坦もつ鍋
坦坦もつ鍋は、豆乳と花椒(ホアジャオ)が特徴です。
豆乳のやわらかさと花椒(中華山椒)をつかっており、甘味としびれる辛さが特徴です。
最後に〆に麵を入れると坦坦麺に。
辛さと美味さが絶品です。
四川料理に欠かせない「花椒(ホアジャオ)」
花椒とは主に中華料理に使われるスパイスで、独特な風味はひと振りかけるだけで一気に料理を香り豊かに仕上げてくれます。
山椒について
花椒と同じく、ミカン科サンショウ属の落葉低木。「ハジカミ」とも呼ばれます。原産国は日本で、北海道から屋久島まで、また朝鮮半島南部にも分布しています。日本でも古くから使われてきたスパイスで、縄文時代には既に料理に使用されていたことがわかっています。
また、花椒が果皮のみを使用するのに対し、山椒は実、若葉、花、木の芽、幹の皮など、色んな部分が薬味や飾りとして使われます。花椒は熟した実を乾燥させて作るのに対し、山椒は熟す前の果皮を粉末にしたものです。山椒の木の枝はすりこ木としても使用されます。
味と香りについて
花椒の強烈な痺れるような辛みに比べると、辛みはマイルド。口の中が痺れる感じも花椒に比べると弱いです。
辛みのスパイスとしてよりは、風味をつけるための薬味として使用されることが多いです。ひと振りで、ふわっと爽やかな風味のアクセントをつけてくれます。
三六のもつ鍋は、大ぶりでプリップリの“もつ”と“あご”出汁が特徴です。
もつは淡泊な輸入肉より味に深みがある国産牛の小腸を使用。
もつは脂分が多いので火を通すと縮んでしまうものですが、
煮込んだ後でもしっかり食べ応えが感じられ
噛むごとにジュワッとあふれる肉汁を堪能していただけるよう
できるだけ大きくカットしております。
¥4,000 (税別)
鮮度の良い国産のもつを丁寧に仕込んでいるので、臭みもなく旨みだけがつまっています。
あご出汁の自家製スープでたっぷりの野菜と一緒に、もつをたくさんいただくのがおすすめ。栄養価も高いので、女性にもおすすめ!
最後の締めに、ちゃんぽん麺もたっぷり2玉付です。