ホルモンと言えば関東では豚、関西では牛のホルモンを指すのが一般的。関東では牛のホルモンは「牛モツ」と呼ばれ、別物として認識されることが多いようです。そもそも「ホルモン焼き」「ホルモン鍋」というのは関西でよく使われる名称で、関東では「もつ焼き」「もつ鍋」と呼びます。
「ホルモン」の語源には諸説あり、その中に「放るもん」という関西弁が変化してホルモンと呼ばれるようになった説があります。この定義の違いが生まれた背景には、農耕用の家畜が東西で異なっていたことが理由です。気温が比較的低い関東では馬、気温が温暖な関西では牛を主に利用していたのです。