一般的に「ホルモン」とは鳥獣肉の臓物(内臓)のことです。
「もつ」、畜産副生物、内臓肉とも呼ばれています。
もともと日本では、スタミナ料理のことをホルモン料理と称していましたが、いつからか、臓焼肉を指して、「ホルモン料理」「もつ料理」と言うようになったそうです。
内臓料理は、戦前から、様々な調理法で、全国各地で食されていました。
第2次世界大戦、終戦後の間もない頃、もつとニラを一緒に、鉄鍋がなく、アルミ鍋で炊いて、留油味で味付けして食べていた事が、始まりと言われています。
炭鉱夫が栄養のあるホルモンを好んで食べていたとも言われています。
戦前から、ホルモン料理は食されていたが、戦後、食べるものに苦労していた為、広まっていきました。
1990年代には東京が火付け役となり、全国でもつ鍋の人気が高まりました。
新語・流行語大賞にノミネートされた年もあるほどで、ビタミンやコラーゲンも豊富なもつ鍋は、男性だけでなく女性にも人気のある鍋になりました。
人気鍋料理として、広く家庭でも食べられるようになった「もつ鍋」は、戦後の食糧難の時代から現在までに、多くの人に愛される鍋料理となりました。
ぜひ、ご家庭で専門店の味を味わってみてください。